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広報誌gain

ウォーミングアップとクールダウン


 ウォーミングアップ

運動やスポーツをする前に準備運動が必要なことは皆さん十分承知していると思います。具体的にはストレッチや軽いジョギング、あるいはキャッチボールやボール回しなども含まれるでしょう。これらウォーミングアップにはどのような効果があるのでしょうか。

○ストレッチは関節の可動域を広げ、軽いジョギングは体を温めます。これで捻挫や肉離れといったスポーツ障害をある程度予防することが出来ます。ウォーミングアップに期待する最大の効果と言えるでしょう。>

○キャッチボールやボール回しはこれから行う動作への筋繊維の動員を高めたり、神経系の反応を高めたりします。要するにこれから実施する運動の予行演習を行って体を慣らし、効率よく運動できるようにするわけです。

○そのほか、ウォーミングアップで「やる気」が湧くなどのメンタル面の準備も整えます。

 クーリングダウン

いい汗をかいた後は美味しいものを食べながら冷たいビールをといきたいところですが、その前にやっておきたいのがクーリングダウンです。「時間がないから」、「面倒だから」、「疲れているから」と理由をつけて省かれることが多いのですが、クーリングダウンにもおいしい効果があるのです。

○運動後のストレッチは筋肉に溜った疲労物質(乳酸)の除去を促します。軽いジョギングにも同様の効果があります。その結果、疲労の回復が早まったり、筋肉痛になりにくくなったりします。

○さらに、徐々に心拍数を下げていくことで心身ともリラックスしていきます。これで今日の疲れを明日に持ち越さずにすむわけです。疲れているからこそ行いたいのがクーリングダウンですね。

このような効果があるウォーミングアップとクーリングダウン、運動・スポーツを行う際には必ず実施しましょう!!

豆知識

体内に取り込まれた水分は必要な量だけ残りあとは体の外に排出されます。そのほとんどが「尿」として出て行くわけですが、「尿」には体内で発生した老廃物や疲労物質が含まれています。したがって「運動する、水分を補給する、尿を排出する」という一連の流れは実は意味のあることなのです。運動中の水分補給は疲労をマネージメント(コントロール)することにつながります。運動中の上手な水分摂取で運動後の疲労を上手に回復させましょう。

疲労と上手に付き合う方法

トレーニングというと数値的な向上(筋力アップ、持久力アップ)、見た目の変化(シェイプアップ、ダイエット)を期待しますが決してそれだけではありません。癒しがブームの昨今、コンディショニングという側面を見逃すわけにはいかないでしょう。疲労を感じるまで追い込むのではなく、疲労を取り除くために積極的に体を動かす。もちろん疲れた体に鞭打つ必要はありません、休養も大切です。要は疲労の度合いを測る尺度を自分なりに持つということです。

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