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広報誌gain

春先の運動での注意


@ウォーミングアップを丁寧に


 外気は暖かくなっても体は冬の寒さを引きずっています。また多くの動物が冬眠から目覚めるこの季節、「春眠暁を覚えず」の言葉どおりヒトの体内時計も少々狂い気味です。そこでウォーミングアップをじっくりと行い体をしっかりと「運動モード」に切り替えましょう。

A体温調節をこまめに
 
 寒暖の差が激しいのもこの時期の特徴です。「昨日は暖かかったのに」とか「夕方になったら少し寒いわね」といったことがよくあります。同じ気温でも人によっては暖かいと感じたり少し寒いと感じたりすることもあるでしょう。そこで寒さを感じたらジャージを着る、暑いと感じたらTシャツになるといった具合に着る物で体温を調節し、眠っている体温調節機能を助けてあげましょう。

B水分補給をしっかりと

 最近では3月に気温が20℃を超えたり4月に夏日になったりすることも珍しくないようです。その背景には温暖化やヒートアイランド現象があるようですが、気温が上がれば発汗量も増えます。当然のことながら水分の補給が必要になります。水分補給のコツは「のどの渇きを感じる前に」補給を始めるということは以前にお話しましたね。また、発汗機能が冬眠している人は水分補給が発汗を促してくれます。

 Cケガに注意

 この時期にシーズンインするスポーツは数多くありますが春先に故障するアスリートも意外に多いようです。私たちが運動、スポーツする際もケガには十分注意したいものです。寒い季節を過ごしてきた体は思うように動いてはくれません。無理をしないのは言うまでもありませんが、複雑な動きやあたらしい動きを行なう場合は段階を追って、いきなり完全な形を表現しようとしないことが大切でしょう。


 ◎生活のリズムを整えましょう

 春は進学・就職あるいは異動など生活の環境が変わる時期です。今までよりも通勤や通学に時間をとられるなど新しい生活のリズムや習慣に慣れるまで少し時間がかかるでしょう。こんな時、受身になるとズルズルと時間が過ぎてしまいます。やはり趣味や運動など自分の時間は確保したいものです。もちろん「慣れるまではしばらく我慢するか・・・」というのもひとつの選択ですがスケジュールに余裕がある所には積極的に自分の時間を組み込むのも方法でしょう。「半ば強制的に」というと語弊があるかも知れませんが、せっかく習慣として続けてきたことですからこれからも継続したいものです。もちろん無理をする必要はないので、メリハリをつけて積極的に新しい生活のリズムを作っていきましょう。

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