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広報誌gain

トレーニングについて

トレーニングをすると・・・

走ったり、泳いだり、ウェイトトレーニングをしてハードに追い込むと体中パンパンになったり、時には食事をしたくないほど疲れたりします。この時体の中は多くの細胞が破壊された状態にあるのです。つまり、強度にもよりますが、皆さんがイメージする運動とかトレーニングは基本的には細胞を破壊するという自虐的な行為なのです(これを異化と呼びます)。

トレーニング後に必要なこと

さて、破壊された細胞はそのままにしておく訳には行かず修復しなければなりません。ではどうやって修復されるのでしょうか

まず細胞を作るための材料が必要です。これは、たんぱく質、炭水化物といった栄養素で、食事として体内に取り込みます。この栄養素、特にたんぱく質を十分に摂取できないと細胞の修復もしっかりと行なわれません。スポーツ選手にとって「食べることも練習のうち」と言われるのはこの為で、ハードなトレーニングの後ほどしっかりと食事を摂る必要があります。

材料(栄養素)を体内に取り込んだら次は実際に細胞の修復を行ないますが、活動している間はこの作業は活発には行なわれません。体が作られるのは眠っている間つまり休養中なのです。この細胞修復の過程を同化と呼びますが、同化作用には成長ホルモンが深く関わっています。そして、成長ホルモンは眠っている間に分泌されしかも、眠っている間にしか分泌されません。「寝る子は育つ」と言いますが、よく眠る子は成長ホルモンの分泌が活発になる為に大きく育つのです(ただし、縦に育つか横に育つかは分かりません・・・)。

改めてトレーニングとは

 一生懸命トレーニングする事は大切なことです。でも、トレーニングだけしていればよいというものでもありません。トレーニングそのものは異化作用ですから体にとってはマイナスの作用です。トレーニングの効果は同化作用なくしては得られません。つまりトレーニングすることと同様に食べることや眠ることが非常に重要なのです。ダイエットを考えている人にとって食べることは罪悪感があるかも知れません。しかしダイエットを目的に運動している人にとっては食べることも非常に重要な要素なのです。ダイエットをしているから食べないのではなく、何をどのくらい食べるかを考えることが大切です。また、忙しい現代社会ですがトレーニングをした日はしっかりと睡眠をとるべきでしょう。つまりトレーニングとは異化と同化のセットであり、「運動・栄養・休養のバランスを保つ」ことが重要なのです。

トレーニング前に空腹を感じたらどうしますか?

 仕事帰りにひと汗流したいと思ったけれどお腹が空いてきたなんていう経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?こんなとき食事をするかどうか迷いますよね。食べなければ力が出ないし、食べたら動きたくなくなるし、さて困った・・・。

 そんなときはエネルギー源になる糖質を補給しましょう。バナナなどの果物、おにぎり、あるいは市販のサプリメントなども効果的でしょう。イメージとしては1回の食事の主食(パンやご飯)を先に食べ、トレーニング後におかずを食べるそんな感じです。これなら摂取するカロリーは変わりませんからダイエット中の方にもお勧めですね。


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